フィンランド旅行記 『4.オーロラ観測初日』 ~サーリセルカ滞在・カクシラウッタネン~

フィンランド旅行記

いよいよ念願のオーロラ観測に入ります。

ホテル リエコンリンナからバスで30分ほど、

森の中を抜けて今夜泊まるカクシラウッタネン ガラスイグルー
へ到着。

とても人気のホテルなので敷地を二箇所(お互い離れている)に増やしたそうだ。

我々が泊まったのは新しい方で、その敷地の奥にもまた増築していました(2014年時点)。

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↑レセプションとサウナがある棟。


レセプションで説明を受けて、各々の部屋へ。

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部屋は狭いが最低限の設備でベッドはリクライニング式!

横になりながら好きな体勢で星を眺めることができる。

これは素晴らしい。


そして晩ご飯は、ザックザクの道とツルッツルの橋を渡って森の中を歩いた先にある

電飾で飾られた変わったログハウス。

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建物内はとても広い!

そして夕食がどんどん運ばれてきた。

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そこで食事しながら同じツアー客の方々と話をすると、

皆世界中色々なところを回ってきた人たちばかり。

バックパッカーみたいなというよりMoneyを沢山もっているんだろうなー(羨望)

しかし同い年くらいの人たちもちらほら。

話を聞くと、自分たちと同じ新婚旅行だったり、

仕事をやめて友達と旅行など、

理由は人それぞれ。

普段会わないような人たちから色々な話を聞くのも面白かったです。

あとは従業員の方々がタイの人ばかり。

集団で出稼ぎに来ているらしい。

メニューが事前に聞いていたものと違ったり(肉料理がビーフと聞いていたが何の肉が出来てきたかわからなかった)、融通が聞かなかったりとあったけども食事はそれなりにおいしかった。

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↑トイレに入って目の前にあった一生懸命ギターを引くおじさん。
独特のセンスを感じる。





食事も終わり、サウナへ行くことに。

先ほど行ったレセプションの脇がサウナになっており、


いざ本場のサウナへ!


……。


おっと、外から丸見え。
もっと言えば部屋から丸見え(ガラス張りだから外がよく見える)。
しかし、郷に入れば郷に従えということで流れに任せてサウナへ突入。


サウナの中も丸見え…。
そうか、大きな窓をサウナにつけるか。


サウナはかなり広くてけっこうお洒落なサウナだった。
お風呂から上がり、さっぱりしたあとはいよいよオーロラ待ちの体制に入る。


ここで10時。


空気は澄んでいて星空はとても綺麗に輝いている。


この星空を見れただけでも感動…。


ここで、オーロラ観測のための条件を挙げます。

オーロラの基本的な仕組みとしては、

太陽からは「太陽風」と呼ばれるプラズマの流れが常に地球に吹きつけており、これにより地球の磁気圏は太陽とは反対方向、つまり地球の夜側へと吹き流されている。太陽から放出されたプラズマは地球磁場と相互作用し、複雑な過程を経て磁気圏内に入り、地球磁気圏の夜側に広がる「プラズマシート」と呼ばれる領域を中心として溜まる。このプラズマシート中のプラズマが何らかのきっかけで磁力線にそって加速し、地球大気(電離層)へ高速で降下することがある。大気中の粒子と衝突すると、大気粒子が一旦励起状態になり、それが元の状態に戻るときに発光する。これがオーロラである。(Wikipediaより)

条件としては、

◎気温が低いこと

◎雲が出ていないこと(多少なら見れるかもしれない)

◎月の光が弱いこと(新月が一番いい。満月でも見れる場合はあるけれども、オーロラが相当強い光を出さないと見えない)

◎太陽の活動が活発であること。これはここのサイトで観測できるかどうか確認できる。レベル3以上で見れるかどうか。

とのこと。

この日の天気は良好。

外に出たり、中に入ったりで時間を過ごす…。

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12時。

ここまでの疲れがきたのか嫁が寝始める。

自分は星空を眺めつつじーっとオーロラを待つ。





2時。また外へ出て辺りを見渡す。






4時。ipodで入れておいたオールナイトニッポンを聴く。

一人で何もしない時間も嫌いではないので

ひたすら待つ。


その時間あたりだった。

遠くの空にうっすら光が見える。

しかし、日の出と言われればそうかもしれない…。

確信も持てないままその光を見ながらじーっと待つ。


しかし、なかなか夜明けが来ない。

その割りにずいぶん向こう側は明るいなーと思った、

その時。

ドンドンドンドン!!

扉を激しく叩く音がして、

「オーロラ出ましたよ!!」


ガイドさんが興奮した様子で扉を叩いていた。


え?どれ?

「あのうっすらとした光がオーロラです!」


…ピンとこない。


というかあれは自分がずっと日の出だと思って見ていた光だ。

そ、そうか、あれがオーロラか!

嫁さんも飛び起きてあわてて外に出てカメラを向ける。

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(カメラの感度を上げているため明るく見えてますが、このときはまだ真っ暗)

うーん…。

これを見せてオーロラだよ!っていいづらい。

周りに起きてきたツアー客の人たちもいたが、

あれがオーロラなのか…?と皆困惑していた。

そして、釈然としないまま力尽きて就寝。

この時、5時。





3月9日(3日目)

次の日、前日に行ったレストランで朝食。

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パンを食べてまたアゴが攣った。

そしてこの日はバスに乗ってオーロラ観測所がある130km先のソダンキュラへと向かいます。

ガラスイグルーは快適だけれどもオーロラ待ちの時は何もないと暇を持て余すので、滞在予定の方は何かもっていくといいかも。


再び、バスに乗り森の中を走り出しました。

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