フィンランド旅行記 『7.サンタクロースとの遭遇』 ~ルオスト→ロヴァニエミ~

フィンランド旅行記

前回、オーロラを見ることができてすっかりフィンランドの虜になった私達は次の街であるロヴァニエミへと向かいます。

そのロヴァニエミからは寝台列車に乗ってタンペレという街まで約700km移動します。

今回は世界的にも有名なあのサンタクロースとお会いします。


3月11日(5日目)

午前11:00(現地時間)

前日もオーロラ鑑賞で深夜まで起きていて、普段であれば体が重く感じるはずだけども朝はすっきり起きました。

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そしてルオストからロヴァニエミへ出発。

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↑川が全部凍っている


1時間30分程でロヴァニエミの街へ到着。

今日のメインであるその街のすぐ近くにあるサンタクロース村へと向かう。

サンタクロース村のサンタさん、「水曜どうでしょう」のヨーロッパリベンジで登場していて(同じ人かはわかりませんが)、どうでしょう好きな自分としては楽しみにしていたところ。

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↑サンタクロース村。

周りにはサンタクロース関連や特に関連あるわけではないお土産屋さんがたくさん並んでおり、店によってはどことなくひなびた温泉旅館のお土産さんの雰囲気が醸し出されていた。その中央にサンタクロース事務所(?)がある。

その中に入ると、サンタさんに会いにいろんな方たちが並んでいた。

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ぜんぜん進まないなぁと思って待っていると、


「サンタさんは今食事中らしいので10分ほど待ってくださいー!」


忙しい中時間を割いて夢のある笑顔と写真を撮ってくれるサンタさん…!!

中に入るとサンタさんに関する展示物が。しかし撮影禁止。

サンタさんとの撮影所入り口近くの壁には有名人のとのツーショット写真がズラーッと並んでいる。

その中にクリス松村とアッキーナの写真。

…なんだろう、波も立たない感じ。


ようやく自分の番になり、嫁さんとサンタさんの隣へ。

テンションの高い小人の格好をしたスタッフが写真を撮る。

その後サンタさんとフリートーク。

(以下英語訳)

サ「やぁ、よくきたね。旅行かい?」

私「そうです、オーロラを見にきました」

サ「そうか、私もオーロラを見れることを願っているよ」

私「実は昨日見ることができましたよ!」

サ「(無言で親指を立てる)グッ…!」

はい次の方ー!


一日に何人相手にしているのだろうか、サンタさんも大変だ…。

疲れたので事務所の中にあったカフェで一息。

ここのカフェはマカロンが美味しいとガイドさんが以前お勧めしていた。

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そこの店員さんのおばちゃんが親切で、買い方や個数によってはセットで買った方がお得とか丁寧に教えてくれた。

しかし、「おススメはサルミアッキ味のマカロンよ!」


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サルミアッキ…。

ルオストのコテージにいたときにスーパーでこのサルミアッキを購入していた。

世界一まずいアメとして有名だったので好奇心で買ってみたのである。

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↑サルミアッキ。見た目は可愛らしいデザインだが。

どれ、一口…。


うああああ

あああ

か、噛めない…、噛みたくない!

口の中に工場排水が流れ込んできた感じって言ってわかるだろうか…。

流れ込んだことは無いけれども。

とにかく2つめは食べられませんでした。

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そのときの記憶が読みがえり、おススメされたが思わず首を横に振っていた。

ケーキとコーヒーをセットにして、マカロンを5つ購入。

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このマカロン、ものすごい美味しい!

お菓子屋さんやお土産でもらうことはあるがそういうものとはまた違う。

食べ応えがあって、とてもコーヒーに合う。外はさっくり、中はしっとり。

ケーキも味が濃いというわけではなく、食べ終わるととても満足する感じ。

コーヒーは美味しさを求めるより、日常的に飲むような味。たくさん飲める。

その後、ショッピングしながら村の中を散策。

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マリメッコ(marimekko)のショップなども入っており、見ごたえあります。

店内がカラフルで目移りしていまいます。

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白いトナカイ!

そしてロヴァニエミの街に戻り、自由時間となったのでぜひ行こうと決めていた世界で2番目に北にあるマクドナルドへ。

(元々世界一北にあるマクドナルドということだったが、ロシアにもっと北に作られて今は2番目になっている)

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チキンフィレオセット。ここで食べるとマックオリジナルのポストカードがもらえる。
しかし、チキンフィレオぐちゃぐちゃだなー。日本も店によってこれくらいあるだろうけども。
その後、お腹も満腹になり、デパートや露店を見て回った。

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フラフラしていると辺りは暗くなってきていて、除々に街に光が灯り始めていた。

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露店でもお土産がたくさん売っている。大型の店舗では日本のそれとさほど大差なく、色々な店舗が中に入っていた。

その後、なぜか中華料理店で微妙な晩御飯を食べ(ご飯がある!と皆喜んでいたが日本のようなクオリティであるわけではなく…)、寝台列車に乗るため駅へと移動。

駅というか、ホームと駐車場の境目すらない場所から今夜の宿となるサンタクロースエクスプレスへと乗り込む。

ここからタンペレまで約700km。

一晩かけて移動。

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列車内は清潔感があり、シャワールームや食堂車もある。

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室内は二段ベッドで、布団はかわいいふくろうのデザイン。

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洗面台もついていて、歯磨き用の最低限の飲料水やコップが備え付けられている。

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そしてこの列車、Wi-Fi接続ができます。スマホの民である日本人には嬉しい。
フィンランドは殆どの場所でWi-Fiがつながる。
森の中のコテージでも繋がる。

インフラ整備が進んでいるのでネット利用者はかなり多いよう。


荷物を下ろしている間に、21:19分、電車が出発。

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そして、部屋についていたカードキーを使い、水みたいなシャワーを浴びて(水しか出ないので個室の中でとんでもないことになりました)、明日は4時起きの予定のためこの日は就寝。。。

ここからどんどん都市部へと進んでいきます。

フィンランド旅行前半と比べると景色もぜんぜん違う表情で、歴史的建築物やお店がどんどん登場してきます。


次回は、タンペレの街でムーミン博物館を見学。

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この日、3月11日は東日本大震災からちょうど3年の日。

フィンランドでも福島の現状を取材しているテレビが流れていました。

遠いこの国から実際に自分が体験した出来事を観る。

旅行の最中で申し訳無かったですが、黙祷させていただきました。

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