地方クリエイターの私が使ってきたカメラ機器① 〜本体編〜

カメラについて

地方でグラフィックデザインの仕事を請け負っていると、デザイナーとしてだけではなく様々なスキルが必要になってくる場面が多々あります。その中で必要な写真を撮影お願いしたい…という状況になることがあります。

普通はプロカメラマン(または撮影機材を持っている人)にお願いしますが、スケジュールがキツかったり費用が限られている場合は自分で撮影まで行うことも多いです。

そこで私が今まで経験した案件で使った機材を紹介します。

使用感や費用を見て自分は「この辺りかな?」という目安になればと思います。なのでこの記事の対象となるレベルは初級者〜アマチュア辺りです。

※あくまで個人的な経験に基づく機材なので、予算があって「もっといいの知っている」という方は温かい目で見てください。

今回はカメラ本体。

ここは今後、自分がどれくらい撮影案件を行なっていきたいのか、あくまで趣味でいいのか、どういった被写体の撮影が多くなりそうなのかを考えて選ぶのが吉です。上を見るとキリがないのがカメラの世界。

実際私も独立して最初に写真撮影を行う際はメルカリでレンズ込み5万円程で購入した一眼レフ「EOS 8000D」(APS-C機)で撮影していました。

入門機なので簡易的な操作体系で初めて一眼レフを触るにはちょうどいいです。最近は中古だと本体のみで5万前後で買えるくらい。

その頃は簡易的な人物や建物の撮影のみだったのでなんとかなったのですが、デザイン制作と合わせて撮影依頼が増えてきて要求レベルも上がり、(私の腕が足りないのもありますが)もうちょっとこうできればいい絵になるのに…!という場面が多くなってきました。

その後、8000Dをメルカリで43,000円で売却し、同じCanonの「EOS 90D」とレンズ3本、ストロボをセットで16万5千円で購入しました。90Dにした理由はいくつかありまして、

  1. 動画は4K撮影が可能(使用用途としてはフルHDで十分だが、高画質で撮りたかった)
  2. 8000Dで使用していたEF-Sレンズ(APS-C用レンズ)がそのまま使える
  3. 動きモノの撮影案件もありAF性能も上げたい
  4. 予算は15万前後

実際90Dはスイッチやダイヤルが上位機種と似ているため使いやすく、軽さと性能のバランスがいいので重宝しました。なぜCanonなのかは別の記事で書きます。

そして中古のEF-SレンズやEFレンズをアマゾンやフリマで買い足しつつ90Dで撮影案件をこなしていきました。

[3年保険付] キヤノン EOS 90D・ボディー [02P05Nov16]

しかし、APS-C機を使っているとチラつく、「フルサイズ」という影…。

※フルサイズとは…

デジタルカメラで写真を撮るためには、イメージセンサー(CMOSセンサー)が必要です。このセンサーサイズが大きいほど、光(=情報)をたくさん取り込めるため、高画質な写真が記録できます。大型センサーとして代表的な存在なのが35mmフルサイズ。プロフォトグラファーが使う、カメラの上位モデルにも多く搭載されています。下の図にあるように、カメラによって、センサーサイズはさまざま。キヤノンのハイアマチュアモデルEOS 80Dやエントリーモデルとして人気のEOS Kissシリーズなどは、APS-Cサイズを採用しています。

Canon your EOS

センサーサイズが一回り小さいだけでAPS-C機でも撮影は全く問題ないです。

コスパよくレンズもAPS-C用のレンズで揃えているので、フルサイズに切り替えた場合初期費用がかかる。。

でも、撮影するたびに「フルサイズならどういう絵になるのだろうか…」という想いが膨らんでいきました。

で、

散々悩んだあげく。

★キヤノン / CANON EOS R6 RF24-105 IS STM レンズキット 【デジタル一眼カメラ】【送料無料】

90Dの倍近くの値段で「EOS R6」を購入…!(手数料無料の分割ローン組んで)

Canonの従来レンズシリーズであるEFレンズを中心に使用していたので、この際とRFレンズの性能を試したかったのでRF24-105mmレンズキットにしました。

初めてのフルサイズでミラーレス機。

90Dと比べて小型・軽量になるのに性能は段違い。

使ってみると、AFスピードはえぇ。標準レンズでもこのスピードか。

解像度は90Dと比べて落ちるものの、ほとんどWebでの使用がほとんどなので問題なし。

操作感も各種ボタンのカスタマイズが自由に出来るので目的に合わせたボタンカスタマイズが可能。

ファインダーもホワイトバランス調整がリアルタイムで見られる…!(今更)

今、R6が愛機となっています。でもmark-Ⅱが気になる

Canonカメラを入門機からアマチュア機まで順番に使ってきて、一番影響があったのは仕事のスピードが格段に上がったということです。

R6だとピンが外れることも少なく、必要な絵を撮るための設定に瞬時に切り替えることができる。

現場でフィニッシュに近い絵まで持っていけるとその次の作業がかなり短縮されます。

金額はそれなりにしますが仕事で使用するなら時間短縮とクオリティのためそれなりの上位機種を買うことをオススメします。

仕事ではなく、趣味であれば資金に合わせて自由に選択でいいと思いますが、APS-C機を使っているとフルサイズ機の影が常に頭にチラつくので注意。

本体編はここまで。次回はレンズについて触れたいと思います。

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